第1ステージ

林 光 編曲

 混声合唱による「日本抒情歌曲集」より 

 

        ♪ 春は名のみの 風の寒さや ♪


    

     1 早春賦           吉丸一昌・詩/中田 章・曲                

     2 椰子の実        島崎藤村・詩/大中寅二・曲

     3 ゴンドラの唄           吉井勇・詩/中山晋平・曲

     4 鉾をおさめて           時雨音羽・詩/中山晋平・曲

     5 中国地方の子守歌  日本民謡/山田耕筰・曲

     6 浜辺の歌        林  古渓・詩/成田為三・曲

 

日本抒情歌曲集について

 それぞれ慣れ親しんだ曲なので特別説明する必要もないのですが、普段使わない

言葉がいくつもあって、あらためて辞書引くなど調べてみました。


【思うあやにく】  水辺の葦が芽吹いている。もう春だと思ったがあいにく雪となって …。

【流離の憂い】   故郷を離れ まだ落ち着き先が決まらず チョー不安なこと。

【いざもゆるほを】  「誰もこないから  火照った頬をあなたの顔に」と迫るカレ。エ エッ?

【鉾をおさめる】  鉾は鯨を捕るモリのこと。鯨を捕獲し、威勢よく盛り上がる漁師の歌。

【中国地方って?】  岡山県伊原出身の音楽青年が幼いころ母から毎日聞かされていた

                        子守歌をたまたま山田耕作の前で歌うことがあった。

                        その歌が「中国地方の子守歌」として全国に広まったのが約40年前。

            地元で元歌を知っている人は3人しかいなかったという。

【ゆうべ浜辺をもとをれば】 夕方、浜辺をめぐり歩いていると、昔のあの人のことを思い

                 だしてしまって……。 1番の歌詞の「さまよえば」との違いは、

                 ビミョー。


     三善 晃「五つの童画」へ       佐藤 宏「レクイエム」

                                           創立25周年記念演奏会